コンクリートがつくりだす空間

コンクリートは住宅には不向き。と言われていますが、それでもコンクリートがむき出しの壁や天井は、今でも大変人気があります。コンクリートがつくりだす空間やデザイン性の高さがその人気の理由のひとつにあげられます。

今回は、リノベーションでコンクリートむき出し・コンクリート打ちっぱなしの魅力やメリット、デメリットをカバーするための対策についてお話していきたいと思います。

コンクリートの魅力

コンクリートの魅力は、なんといってもその風合い良さではないでしょうか。
ホワイトやグレー、それを合わせたような色合いは、洗練されたスタイリッシュな空間をつくりだしてくれます。

さらに、どの素材でも相性が良いのも魅力です。
天然素材からアイアン、ステンレスなどのインテリア用品や家具から、畳までさまざま素材と組み合わせてもケンカすることなく、お互いを引き立て合うことができます。

組み合わせることで、いろいろな空間をつくりだすことができるため、アパレル関係や雑貨店、バーなどの飲食店、美容室、住宅まで、幅広く使われています。

コンクリートの性質とメリット・デメリット

■コンクリートのメリット

コンクリートは安価で、セメントに砂利や砂などを混ぜ合わせてつくります。
コンクリートのメリットは、とても寿命が長く、木やタイルとは違い形を自由に変えることができることです。
とても頑丈で強度が高いので、柱を使わず開放的な広い空間をつくりだすことができます。

遮音性も高いので、ホームパーティーをひらきたい、シアタールームを持ちたい、趣味の楽器を楽しみたい方には、良い素材といえます。

コンクリートは、高温に数時間さらされても耐火性が落ちません。

■コンクリートのデメリット

コンクリートのむき出しの壁や天井で一番にきになるのは、カビではないしょうか。

コンクリートは熱を伝える熱伝導率が非常に高いため、外気温によって左右されます。
気温が高ければ室温もあがり、気温が低ければ室温も低くなります。夏は熱く、冬は寒くなります。
また、結露が発生しやすくなります。

コンクリートは、セメントに砂利や砂、水などを混ぜ合わせてつくります。この水分が蒸発して完全に乾ききるには、数年かかります。結露などで湿ったコンクリートの表面にある水分にカビが発生してしまいます。そのため、キッチンやお風呂場などの水回りでのコンクリートの使用を避ける方も多くいます。

コンクリートの魅力を損なわず、快適に暮らすためには、結露がみられたら、すぐに拭き取る、ほこりがたまらないようにする、換気をおこなうなどし、カビが繁殖しづらいように対策することが重要です。

どのような素材にもメリット、デメリットがあります。
それを理解し、お手入れなどをきちんとおこなえるかどうか、よく考えて、リノベーションするかを決めましょう。

 

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