「看板は目立てば良い」は時代遅れ!

「派手で目立つデザインの看板を作って欲しい!」
そうお客様から注文を受ける事はずいぶん減りました。

なぜなら今、その派手なデザインの看板では集客には繋がらないからです。

一昔前の、お店が少なく供給よりも需要が勝っていた時代ならば、目立つデザインの看板は、発見されればそこから利用に繋がっていました。
しかし需要が勝っている現代ではなかなかそうはなりにくく、看板デザインに店舗の外観との違和感が発生していれば、むしろお客様を逃す原因にもなりかねません。

看板のデザインというのは、目立つだけではいけないのです。

選ばれるゴシック体

看板をデザインする際に悩むのが、まず文字の書体、フォントではないでしょうか。
使用頻度の高いフォントを大きく分けるとやはり明朝体とゴシック体になります。
しかし看板に多く使われるのはゴシック体です。

なぜなら看板という特性上、視認性が高く誤認性が低くなければならないからです。
明朝体というのは横棒が細くなっていますので、歩いたり車に乗っている時に見ると視認し辛いです。
何より長年使用される事によって掠れたりしてしまうと細い箇所は消えてしまう可能性があります。
その点ゴシック体は全ての棒が同一の太さですのでそのような心配はありませんね。
これが看板デザインにゴシック体が多い理由です。

色彩は基準内で

そしてフォントが決まれば次は色彩選びです。
近年、観光地だけでなく都市部でも景観を重視した施策として、看板等の屋外広告物設置に関するガイドラインを設ける自治体が増えています。
このガイドラインを無視し、基準をオーバーしてしまうと自治体から注意を受けます。
そうならないように地方の法令やガイドラインをよく確認して色彩選びをしてください。

周囲の景観を考慮する

色彩は色相(色味)、明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)によって決まります。
これらのバランス次第で、見た人の印象は暖かくも涼しくもなりますし、強くも弱くもなるのです。
前述したように看板デザインは、目立ってなんぼではありません。
落ち着いた町並みに派手でビビッドな色彩の看板が現れたら周囲の景観を損なってしまいますし、その落ち着いた町に住む方々の心を掴むのは難しいでしょう。
お店の宣伝だけを考えた派手な看板を押し付けるよりも、周囲との調和を考えて掲げる事で、共に発展していけるのではないでしょうか。

いきなりすべてを活かすのは難しいのではないでしょうか。
看板デザインのコツは多数あります。
お困りの際は是非A&C株式会社へご連絡ください。

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