現状のオフィスや事務所の施設について室内環境(光、音、空気等)や、デスクやチェア、キャビネット等のオフィス設備、コミュニケーションやリフレッシュの場などの満足度を調査し、施設の改善や改修、移転の参考にする事を現状満足度調査と言います。

オフィスや事務所の利用者が現状のオフィスに対して満足している点、不満足な点を定量的に把握する事ができるのです。

オフィスや事務所利用者の声を現状満足度調査で聞く事で、利用者の感じる良い点、悪い点を明らかにし、課題を明確化します。

現状に「とても満足」している人は約一割

ある会社が社員を対象に現状満足度調査を行ったところ、約三割が使用しているオフィス用品や事務所の備品に不満を感じているという結果が出ました。
全体の約三割が、｢とても不満｣｢どちらかと言えば不満｣と回答したのに対し、｢とても満足｣との回答は約一割と少なく、現状満足度調査の結果、事務所やオフィスに文句なく満足している社員はかなり少ないという事がわかりました。

では一体オフィスや事務所のどのような部分を不満に思っているのか更に現状満足度調査を進めると、｢休憩用の備品｣に満足していないという意見が一位となったのです。
仕事用の備品より、休憩時に使用する冷蔵庫やお菓子、ドリンク等、リフレッシュの為に必要な設備を充実させてもらいたいと考えているようですね。

そして二位の不満点は｢自分用の電子機器｣、三位は｢自分の席回りの備品｣と、自分が使用するものへの意見となりました。

常に働く環境の満足度アップを目指す

オフィスや事務所をどのようにカスタマイズするか考えた時、やはりまずは業務に直接必要なものを思い浮かべますよね。どのような席配置にして、どのような機器を取り揃えれば滞りなく業務を進める事ができるのか、それが一番大切な事です。
しかしその結果、休憩時に使用する備品へは気が回らなくなってしまうのではないでしょうか。

もちろん最初は業務の事で頭がいっぱいで、仕事に追われてしまうでしょうが、余裕ができて来るとふとした一時や休憩時間にオフィスや事務所をゆっくり見渡した時に足りない物に気付く事があります。

こうした事を踏まえた上でも、現状満足度調査は最初に一度行うだけではなく、ある程度期間を空けて、定期的に実施する事により、オフィスや事務所に今何が足りないのか、何を揃えれば社員のモチベーションアップが図れるのか実態を知り、今後の環境整備に役立てる事が可能となります。

現状満足度調査の結果をオフィスや事務所に反映させ、より満足度の高いオフィス環境を整備して業務効率アップを目指していきましょう。

ご質問等ありましたら是非A&C株式会社へご連絡下さい。