上手な色の使い方

新しい部屋の内装を決める時、壁紙はどうしようか、どのようなインテリアを置こうかなど、悩みますよね。
お気に入りの色がある方はそれを中心に配置していくと思いますが、特にこだわりのない方でも、色使いには慎重になるのではないでしょうか。
色にはそれぞれ役割があります。
効果的な色の使い方を知っていれば、統一感のある、オシャレな内装になる事は間違いありません。
色使いに統一感のない部屋は、チグハグな印象を与え、あまり落ち着きません。
上手な色使いで、リラックスできる、自分だけの特別な空間を演出しましょう。

 

色の系統

色には、赤、オレンジ、黄色等の暖色系や、青や青紫等の寒色系があります。
暖色系は暖かさを感じさせ、明るく開放的な雰囲気をイメージさせます。
寒色系は涼しさを感じさせ、静かで落ち着いたイメージとなります。
どちらにも属さず温度感を感じさせない色相(緑や紫等)を中性色性といいます。
暖色と寒色の組み合わせよりも、同系色でコーディネートした方が纏まりやすく、初心者向けと言えるでしょう。
どうしても反対色相での組み合わせにしたい場合は、どちらも同じ分量で使うのではなく、片方を差し色にして分量を減らしましょう。
そして決めた二色以外の色をなるべく使わない事です。

 

配置を考える

どこにどの色を、どのくらいの分量で使うか決定する事を色彩計画と言います。
一般的に「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の三つを組み立てます。

ベースカラー…床、壁、天井の内装材。基本的には白やアイボリー等毎日見ても飽きない色。
メインカラー…大きな家具やカーテン、絨毯等。インテリアの主役になる色。
アクセントカラー…クッションやオブジェ等、ワンポイントで入れる差し色。メインカラーとは違った色味を使い、部屋の雰囲気を変えます。小さく使うので、多少派手になったり個性的な色でも構いません。

 

色の持つ心理作用

色は私達の心理にも影響を与えます。
どのような心理作用を与えたいか、どのような気持ちでその部屋で過ごしたいか。
その効果を狙って色を配置するのも良い演出になりますね。

赤…情熱、派手、活動的
桃…優しい、愛情、幸せ
橙…健康、元気、活発
黄…楽しい、陽気、希望
緑…自然、平和、安息
青…冷静、知性、清澄
紫…高貴、神秘、上品
茶…安心、堅実、ぬくもり
黒…高級、威厳、厳粛
白…清潔、純粋、潔白

これらを参考に、色の持つ心理作用を効果的に使った部屋にするのも、好きな色を中心に配色するのも、どちらも個性が出て魅力的な内装になりますね。
色には心理作用や効果的な使用法があるという事を知っていれば、内装を考える際に参考にできるはずです。
過ごしやすく快適なコーディネートを目指してくださいね。

 

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