莫大な数の美容室

全国計 23万1,134軒
対前年増減数 2,705軒増
増減比率 1.2%

こちらの数字が何を表すかご存知でしょうか。これは厚生労働省より発表された、平成24年度の美容室の店舗数です。
数字だけではいまいちわかりづらいかもしれませんが、日本全国にあるコンビニの数の4倍以上あります。
日本の人口は減少傾向にありますので、競争の激化がさらに進むと容易に予測ができます。
今後も美容室が増加するという予測の中、美容室経営者は今後をどのように考えていけば良いでしょうか。

経営力の向上を考える

数が増えれば増えるほど、繁盛サロンと閑散サロンの二極化に分かれます。ヘアサロンは毎年増加していますが、もちろん閉鎖に追い込まれているサロンも何万とあるのです。

個人経営のサロンは、高単価かつ、高リピート率を安定して維持できる経営が必要と考えられます。
少ないお客様でも繁盛する経営です。
法人経営のサロンにおいては、しっかりと組織化し、体力と集客力のあるサロンに育てる必要性があります。

個人経営も法人経営も、さらなる経営力の向上が求められることになるのではないでしょうか。

売れている店の共通点

先ほど述べた、繁盛サロンとはどのような特徴があるのかを紹介します。

・店舗デザイン、雰囲気に特徴がある
やはりおしゃれになりに行く場所はおしゃれな場所を期待します。
店舗イメージが重要視され、店舗の物的デザインー空間や空気感、雰囲気も来客数に大きな影響を与えます。

・店の立地
特に高齢のお客さんは、近くて行きやすい美容室を好みます。
また、階段があったり段差の多い店内は敬遠されがちです。
どこの地域にターゲットを絞るかも重要です。

・様々なサービス
前髪だけなどの部分的なカットを安価で提供したり、パーマをあてている空いた時間にハンドマッサージをしたりと、他と差別化を図るために様々なサービスを考えるヘアサロンが増えています。

コンセプトを決める

多くのヘアサロンはガラス張りで、中が丸見えになっています。
よくヘアサロンの前を通ったときなど、気になったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
これは、外から中が全く見えないと中の様子がわからないため、入りづらくなるのを防ぐためです。

しかしこのガラス張りを嫌がる人が多いのも事実です。カラーリングなどをしている時、やはり他人に見られるのは恥ずかしいと感じる人が多いためです。
入り易いお店にしたがために、居辛いお店になっては本末転倒ですね。
このため最近は、居心地の良い店ということをコンセプトにして、外からあまり見えないようにしている店が増えてきています。

しかしそのようにすると外から中の様子を伺えないため、新規のお客さんの率は下がります。
入り易い店と居心地の良い店は対極にあると言っても過言ではないので、どちらをコンセプトとするか難しいところなのです。

店の雰囲気を変えたい、コンセプトはあるけれど具体的にどのような内装や外装にできるか知りたいという方は、A&C株式会社にお気軽にお問い合わせくださいね。

埼玉の店舗、オフィスの内装デザインはお気軽にご相談ください。