外観と同じく、お店を作り上げる上で大事なものは内装、店内の雰囲気です。
お客さんに素敵なショップだと思ってもらうのはもちろん、そこで働くスタッフの気持ちを盛り上げるのにも一役買います。
例えばアラビアン風やカウボーイ風などのテーマがあるお店だと内装も作りやすいですが、皆が皆テーマがあるわけではないですね。
また、テーマがあるとしても、ただそれに沿って作れば良いという訳でもありません。どこに置くか、どう飾るかもセンスが問われるところです。
そして、そのセンスに一番反応するのは女性です。女性の目線はシビアで、また口コミなどの周りへの宣伝力は言うまでもありません。
来店動機の違い
お店を選ぶとき、何に重きを置いていますか?
例えば飲食店の場合、駅から近い、コストパフォーマンスがある、ボリュームがある、清潔感がある、など様々です。
その中で、男女で来店動機の違いがあるようです。
まず飲食店を例とした男性の場合が、男性のお店選びはとても単純です。「うまいものを食べたい」その要求を満たすためにお店に行くのです。
しかし、女性の場合は違います。
「おいしい食事をしながら、時間を気にせず友人とのんびりしたい」
「自分へのご褒美として、ちょっと高い食事を『ご馳走』したい」
女性の来店動機は、きめ細かく細分化され設定されています。
男性は食べたいいう欲求を満たすために行くことが多いようですが、女性は「お店」に行くのです。
女性が求めているのは、「モノを売っている場所」ではなく、「お店」そのものなのということになります。
女性客の取り込み
特に飲食業界では、いかに女性客を取り込んで行くかを考えています。
それは、女性客が増えると口コミが増え、リピーターが増え、客単価が上がると言われているからです。
商売で成功するコツは女性ニーズを取り込むこと。これはよく耳にすることです。たしかにファミリー向けのお店についてはこの法則は当てはまります。
ただ、もともと男性客メインの店は必ずしもこうとは言えません。
一般に女性のグループ客は、お店での滞留時間が長い割に消費額が低いです。例えば、オフィス街の居酒屋を考えると、男性の常連客がデートなどで女性を伴うケースが増えるのは売上アップに貢献します。ところが、店のコンセプト自体を変えて女性グループを狙いにいくと、肝心の男性客の足が遠のき、しかも総売上高も落ちるいう最悪の事態になりかねないので、そこは注意が必要です。
女性客が喜ぶお店とは
では、女性客が喜ぶような店内とはどのようなものでしょうか。
一概には言えませんが、リラックスしてほしい、くつろいでほしいという思いがあれば、席や道を広くし、お客さん同士の距離を広めてみることも有効です。
また、いつもと違う空間を楽しんでほしい、という思いがあれば、非日常をテーマに、ゴージャスな内装にするのも良いかもしれません。
要は、お客さんにどのような気持ちになってもらいたいか、どんな場所を提供したいのか、というスタッフの思いが大事なのです。
お客さんのためにどのような場所を提供したいのか、書き出してみることで自分のイメージを明確に出来るかもしれません。
自分だけではまとまらない、イメージが膨らまないという方は、お気軽にA&C株式会社にお問い合わせください。