夢は自分のお店を持つこと。特に専門職についていたり、飲食業で働いている方はこのような夢をお持ちではないでしょうか。どのような店にするかを考えるのは楽しいですよね。
内装のことを考えたり、メニューやBGM、照明や、お店の立地のこと、お金のことなどなど。
しかし、店を作るというのは、一から始めると何もかもを決めなければならないため、一体何から始めれば良いのかわからないという方も多いはずです。
そこで今回は、想像しやすいものからご紹介します。
物件を探す
お店をするための物件は大きく分けて2種類です。
まず、スケルトンから探す場合です。
スケルトンの場合は、1から全部作ります。
自由度が高く、業態に合わせてつくるので、思い通りのものができます。ただ一般的に居抜きよりも時間もコストも多く必要になってきます。
次に居抜き物件を探す場合です。
「居抜き物件」とは、前に入っていたお店が設備を残して出て行った物件のことです。
居抜き物件のメリットは、空調機器(エアコン、換気扇)や厨房機器(コンロ、冷蔵庫など)が残っていて、そのまま使える状態なら、その分の工事費や設備費がかからないところです。内装や看板などは、業態に合わせて変更は必要ですが、設備はそのまま使うことができます。つまり、内装費のうち設備工事が安く上がります。
デメリットは、残された設備が自分のお店に合わないレイアウトだと、思い通りのお店にならないことがあります。無理して効率の悪いレイアウトで運営すると、人件費が多くかかることになり、結局高い買い物になります。また空調設備などがいつ壊れるかわからないことや、もし壊れた状態で残っていると、取り外す工事費用がかかるので要注意です 。
お客さんの視点に立つ
例えば飲食店にお客さんが来店する一番の目的は「時間を楽しむこと」、そして「誰かと大切な時間を共有すること」です。そのような目的を持って来店するお客さんに、どのような雰囲気を楽しんでもらいたいのかを決めること。そしてその思いをいかに商品やサービス、店舗のそのものに反映させるかが重要になります。
まずはターゲットとなる客層を明確にしましょう。
そしてお客さんの視点に立って、店舗のコンセプトや商品・接客が本当にお客さんに受け入れられ、理解されるかどうかを考えることが重要です。
居心地の良い店づくり
初めて行くお店の場合は特に、入りやすいか、居心地がいいかということはお客さんからすると大事なことです。
では、入りやすい店、居心地がいい店とはどのようなものなのでしょうか。
例えば具体的に、地上にあるお店の場合、階段の上の方より下の方に明るいライトがあると、誘導率が上がります。人は明るい方を好む傾向があるためです。
そのほかに、暖色系の電球を使えば暖かみがあるように感じますし、ドアは閉じているより開いている方が入りやすいです。
また、看板などに矢印があること、その際矢印の向きを少し上向きにした方が更に効果的だということもわかっています。
また、内装を考えるとき、つい雰囲気重視でお客さんやスタッフの動きやすさは後回しになってしまうということもあります。ムードを演出するために暗い照明にして、道中に足元が見えずに転んでしまう、などということがあっては、お客さんの目線に立っているとは言えません。
この店に来るお客さんは何を求めているのかということと、自分の思い描いているお店の雰囲気をバランスよく形にしていけると良いですね。
実際に専門の業者へ連絡をしたり出向いたりし、アドバイスをもらうことをお勧めいたします。
大雑把に思い描いていた夢も、1つずつ細かく考えていくと、現実に近づいてきます。
お店作りの店舗デザイン・工事などでご不明な点などがある場合は、お気軽にA&C株式会社にお尋ねください。